『女性ホルモン』の乳腺科目線と婦人科目線
乳腺クリニックで検査後の告知で知った、女性ホルモンががんのエサとなるタイプの乳がん
今じゃ、婦人科では更年期障害にお勧めするホルモン補充療法(HRT)の女性ホルモンなんだけど
乳がんと告げられ、女性ホルモンって紙一重なんだなぁと頭に浮かんだ告知日。
こんにちは
トリニティサロンの三田です。
乳腺外来のクリニックで、マンモグラフィーとエコーの検査を受けました。
当時の年齢は52歳、初めての検査です。
市で受けれる健康診断を40代の時に一度受けた切りで、その後は全く検査なし・・・。
乳がんと告知をされて、自分がどのタイプの乳がんなのかを聞いた時、がん細胞の内部に発現する
ホルモン受容体陽性乳がんと知らされ、女性ホルモンを栄養として増殖する『エストロゲン受容体陽性乳がん』と教えてもらいました。
女性ホルモンががん細胞のエサになるんだ・・・
更年期世代として女性ホルモンを必要とする敏感なお年頃
それががん細胞を増やすなんてどうゆう事?
それを単純に、更年期世代に女性ホルモンを過剰摂取するのは危険じゃないのか?と思ってしまった。
それを素直に乳腺外来の先生に聞いてみた・・・
今、更年期の対処療法として『更年期ホルモン補充療法』を婦人科では勧める声がありますが、乳がんにはそれがエサとなるんだったら、この年齢、女性ホルモン補充は乳がんを増やしていませんか?と。
乳腺専門医としての答えは『一概には言えないし、更年期障害がつらい人には助かる治療法なので…だから乳がん検査はまめに必要なんです』との返答に、検査は予防じゃないし、リスクを負いながら更年期を過ごすなんてなんだかなぁ・・・と複雑な思いをしました。
乳がんの性質に4つのタイプが存在し、
「ホルモン受容体陽性乳がん」「HER2(ハーツー)陽性乳がん」、「トリプルネガティブ乳がん」、「遺伝性乳がん」の4つの代表的なタイプに分類されます。
その中でも乳がん罹患者の70%の方がホルモン受容体陽性乳がんとあり、その受容体であれば女性ホルモンは抑制しないといけないなんて・・・つらいよね。
ホルモン補充療法が国際学会で発表されている内容には『乳がんリスクは大きくはない』とあり、婦人科からはデメリットよりメリットの方が大きいと言われれば、メリットをとる?
『大きくはない』とは微妙な言いまわし・・・
断言できないリスクは防ぎようはないのだろうか?
成長に欠かせない女性ホルモンの影響を今まで受けてきて、それががん細胞のエサになるなんてほんと・・・嫌よね
過剰分泌が影響を与えるとなれば、罹患した者として
高齢出産だった経験と閉経していなかった私としてはもろ当てはまる乳がんの原因
初潮や閉経のコントロールができないのなら、女性のカラダの構造を踏まえ、ライフスタイルの大まかな計画なりを考えるのも大事ではないかと思いました。
更年期障害にとって徐々になくなっていく女性ホルモンの影響は大きく、補充したくなる。
がんのリスクは上がらないと言われても、『ない!』とは言わない・・・。
これをどう受け止めようか?
なんか事前にわかることってないのかな???
9人に1人の割合の数値が更新されませんよう、胃がんが減ったように乳がんも何か手立てはないのだろうか?
そんなことを考えている毎日です。