待ちに待った『がんピアサポート養成講座』
こんにちは
トリニティサロンの三田です。
去年の8月に摘出手術をするために入院した時の出来事で、何か私にできること・・・
国が指定する『国指定がん診療連携拠点病院』の院内にある『がん相談支援センター』という場所があり、
がんに関する相談窓口があります。
そこで、患者側で何か出来ることはないのかな?ってそんなことをずっと考えて相談に行ったところ、
『がんピアサポート』という患者が患者をサポートする活動があることを聞き、1年に一度の講習会に
この夏、受講してきました。
相談する者とされる者が、がんという共通点を持ち、対等な立場で仲間同士で支え合う支援活動
患者になってわかる思いは、どうしても医療従事者には伝わらないものがあると感じます。
それが良い悪いことではなくて、どうしてもそこは交わらない領域なんだと思います。
先日24時間テレビを垣間見ながら思う事、ここに映る方々の強さ・逞しさ・そして慈愛に満ちた心の在り方など、たくさんのドキュメントを観させていただきました。
そこまでの道のりは計り知れないものだったと思います。
でも、ドキュメントを受けるまでの逞しさにこころ打たれました。
そんなことががん患者さんたちにも訪れる事を願うばかりです。
がん患者さんの言葉の中に、『まさか自分が!』というフレーズ
私もその一人なんですが・・・。
『まさか!』の後にくる現実にこころが追い付かないもので、そこから抜ける間もないまま、治療が開始され、あれよあれよのスケジュールに翻弄されて、気が付いたら入院・・・そして退院して生活をしている。
こころが置いてけぼりの状態だったのがやっと引き戻された時には、周りはいない・・・。
1人で踏ん張って頑張っていらっしゃる。
不安や不満が出てきて、そこから怒りも覗かせてみたり落ち込んだり、感情の起伏を感じたことなど、少なからずしらっしゃるのではないのかなって思います。
このような起伏は自然なことだし、誰しもが経験していることだと思います。
そこに身近にサポーターが居れば助かりますが、暮らしの多様性の今、そう簡単なことでもなさそうなのが現状でしょうか。
そんな時は、どうぞ、がん相談支援センターなどでこころの重荷を降ろしてきてもいいのかもしれません。
がん相談支援センターでピアサポートさんを紹介してもらったり、センター内での患者会などに参加されたりして、同じような経験した者同士の語りをお話して、少しでも気持ちが軽くなれば、苦しさから解放され頑張れると思います。
分かり合える仲間は宝です。
私もがんピアサポートとしての学びは永遠です。
私に出来ることって・・・
がん家族の遺族でもあり、介護の経験もあった中で今度は自分が、がん当事者になった。
そして遺伝子変異の保持者として、娘に思う事・出来ることを考える。
私は美容の世界に長いこと関わってきたことで、『美』がこころを救うことを見て感じてきました。
治療の中で外見が変わることへの不安は医療現場には社会へのつながりを重視するが、そこに美しさには軽視します。
病院や医師によって違いはあるでしょうけれど、ほぼほぼその目線です。
命が先ってわかっちゃいるけれど、今ではがんの生存率は上がっています。
なので、その後の先を見据えれば、『美』はとても大切な要素になるんです。
こころのケアとでもいいましょうか。
そこはなかなか医療者と分かち合えないのがもどかしいですが、
私に出来ることやっていこうと思います!
改めて、よろしくお願いいたします。