時と場合…全てが同じじゃないと思うんだ

 

こんにちは
トリニティサロンの三田です。

国が推奨し県主催で養成する『がんピアサポーター』
夏に認定を受けたのですが、県がどのような動きをしているのか見えてこず、サポーターになったものの、どのように活動すればよいのかいまいちよくわからない。

国が指定したがん診療連携拠点病院小児がん拠点病院となっている病院には、がん相談支援センターがあります。
いわゆるがんに関する相談窓口です。
通院している病院でがんピアサポーターとして登録も可能なようですが、私が通う病院の動きがよく見えてこない。

県によって違いがあるのか?
病院によって違いがあるのか?
健康体だと知りもしなかった活動を、罹患して知ったけれどどうしたら自分は役に立つのだろうかと思う。

養成講座を受けた2日間の最終日に、意気揚々とした新たなピアさんの前である医師が、講座の締めの言葉で、一気に意気消沈してしまいそうな話をしだしたのです。

要は、あまり頑張りすぎるなと言う事で、何かあった時『責任』はとれるのか?
誰がとるのか?
という話がでてきたもんだから、養成はするのにそれを言うの?って思ってしまった。
責任は自分でとるものだろう!とココロの突っ込みを入れながら、なんだかなって気分・・・。

正直、ピアの活動はとてもデリケートな内容です。
ルールも厳しくあります。
特別な資格があるわけでもなく、講座を受ければ認定され活動はできるようです。
だからといって、やみくもに活動をされるのも懸念があるようですね。
なので、その仕組みが出来ている病院は積極的なピアの活動が出来ているのかもしれません。
私の私見ですが・・・。

なので、ピアの活動を後押しするような場所がもっと増えればいいのにと願います。

そんなことを思いながら、先日機会があってピアサポーターを経験してきました。

個人対個人は、日常でしていることなので経験はあっても、グループとなると意外に難しい。
その日は2部制のお話会で参加するメンバーの入れ替えはありませんでした。
患者8~9人、ピアサポーター6人ぐらいの少数のメンバーだったせいか、前半は私も患者としての参加でお話会でお話しました。
そして、後半は私がピアサポーターとしての初の活動となり、私入れての3人でのお話会。
そのメンバーには前半同じグループとしてお仲間だったので、緊張せずに会を進めることが出来ました。

部位ごとのグループ分けに、私のグループは『乳がん』でした。

前半で一通り話したこともあって、『話したい』と『聞きたい』を3人で回すとなると、ネタがなく、ネタがない分話は広がり、私のグループに参加いただいた方々もお話上手な明るい方たちだったので、とてもリラックスして盛り上がり、終わり掛けの時、ニコニコしながら『2次会がしたい』と言われ、まだまだその時間を楽しみたかったようでした。

だけど、今回の活動はピアとしての要素をベテランピアさん方が私の対応を監視していました。

ピアサポーターの活動団体は、調べればたくさんあると思います。
その団体の特徴もあるでしょうし、雰囲気もとても大事だと思っています。

話がしたい、話が聞きたい・・・

人に話すと言う事は、自分の気持ちの整理も付きやすくなるし、話せることで軽くなれると言う不思議体験も味わえる。
気持ちを話すってとても大事。

子どもころ、自分の気持ちを親に話していましたよね?
覚えてないでしょうけれど・・・・
幼児の頃はうまく言葉を話せない代わりに、態度やぐずり、泣いたりわめいたりをして話しています。
一生懸命一生懸命に話していました。
忘れてたでしょ?
幼児期ってね。
大人になって出せなくなったであろう自分の気持ちを、自分が大変な時期、大切な時期に話す事が出来る機会です。
泣いたり笑ったり、怒ったり・・・
いろんな感情が沸き上がってくるのが同然だと思います。
そんな感情を整理する場としてお使い願いたい!

今回、ベテランピアさん方からすれば、寄り添いの理想な姿があるんだろうなと思う事も感じられるようなコメントが入り、初めての経験に、ポイっと放り込まれたグループ体験。
色んな意味で勉強になりました。