あなたのビジョンは何ですか?

 

こんにちは
トリニティサロンの三田です。
改め、
『さんちゃん』ですと言う事にします!笑

いやね、18歳で社会人になってすぐについたニックネームが『さんちゃん』でして、以来ずっとこの呼び名が定着し、愛着があるのでさんちゃんと名乗ることにします。(しょうもない宣言ですけど…すみません)

8月の末にピアサポーターの認定を受け、ピアの活動を知りたくて色んな場所へ参加しているのですが、がん診療連携拠点病院などに行くと、がん相談支援センターなどにがん患者会などのパンフレットなどが置いています。

今月はいろんなところに出向いて患者会やセミナーなどに参加していますが、病院が主催となると企業がらみなのかセミナーの内容がどこも似ています。
今月は栄養のお話。
がんから出る物質によって、筋肉や脂肪の分解や食欲低下なので痩せやすくなるのをどう防ぐか?
といった内容の栄養の摂り方や運動の仕方などを学ぶセミナーでした。

そんな中、色々と気になったことを調べていたら、あるブログが目に留まり訪問すると、興味の湧く内容に思わずメッセージを送ったらお返事を下さり、会いに行くことになりました。
場所は東京秋葉原。
はじめていく場所・・・
始発の新幹線に乗って広い秋葉原のホームから改札に出るまで迷子になる・・・
グーグルさんに連れて行ってもらった先は『三井記念病院
大きくてきれいな病院でした。
そこで運営が患者さん中心でするセミナーを開催すると言うので見学をさせていただきました。

そのセミナーの本題は『乳房再建』にまつわる話。
医療者から乳腺外科・形成外科・がん相談支援センターの方々と、運営側のスタッフ・ピアサポーター・当日ボランティアなどのがん患者の皆さんで支えたセミナーが素晴らしく、しかも、そのセミナーに体感会があり、何の体感なのだろうと思っていたら、私にも参加のお誘いをしていただけたので参加すると、なんと!
乳房再建をしたお胸をリアルに拝見できる事にびっくりでした。
びっくりを通り越して、もう感動でしかありません!

まさに、これが患者として欲しい情報なんだと思います。

私自身、再建の希望はしていませんでしたが、お胸がない状態・傷跡など気になることろ。
術後、見れなかった傷跡をリアルに見ることで怖さがなるなく・不安がなくなるんですからね。
リアルで見るのはとても意味があるのだと思います。

それが、それぞれに選択をした乳房再建の実物をみて、自分の未来像が想像出来たり、不安解消へとつながるんですからね。
乳房再建にも2種類あって、自家組織でする場合と人工物でする場合
自家組織で再建をする時、移植する部位(お腹・背中・太もも)事に分かれ、それぞれの傷跡やその傷の対処法などうかがえる。
自家組織でしたお胸の温かさ・柔らかさも感じられたり・・・
人工物だとインプラントの種類?とか、人工乳頭なども見ることも出来て、それぞれの術前の患者さんが不安になることろに欲しい情報を頂ける体感会に、本当にこれが現実としてリアルに感じられる貴重な見学会となりました。

私が住んでいる県では見たことのない体感会。
でもきっと、再建を迷ったり悩んだり、不安なことが沢山あるのだろうと思います。
写真などでは見れたとしても、写真とリアルではご存じの通りの違いがありますものね。

見せることに抵抗はなかったのか質問をしてみると、
ご自分も相当悩み、仕上がった胸の出来栄えを主治医と納得するまで口論したり、自分のカラダに精いっぱい向き合ったことが、『誰かのためになるのなら!』

皆さん、口をそろえてためになる事をされた結果が体感会に繋がったのでしょう。
東京ではそういった活動をされている団体さんが他にもあるそうです。

もうね、胸いっぱいになってしまいました。
そして、再建を希望しないときめた私が、再建してもいいかも~♪
って思うような患者同士の支え方が素敵すぎて、やってもいいかも~って思うのですよ!
それぐらい温かさに包まれた貴重な体感会。

この活動、広まればいいのになって思います。

私は乳房再建をしていませんが、両側乳房のないカラダがどんな感じに見えるのか?
どんな傷跡になるのか?
それをリアルに見たい希望者がいるのなら、私はお見せしています。
少しでも不安が解消されるなら・・・。
こんな不安は大抵手術前に思う不安ですよね。

手術までの間に、お見せできる環境が作れたらいいのになって思います。

そんな話を通院しているがん相談支援センターの方に話をしました。
一度お話をしに行ったときはうまく伝わらなかった印象が残り、モヤモヤしてましたが考えるより行動したことで、今回は話が伝わってちょっとすっきり!

医療では手が届かないところにはピアがあるのです。
上手くピアを取り込んで、今、辛いと感じていることが少しでも減ることが出来るなら・・・
乗り始めた自転車の補助輪を外し、ふらつきながらも一人で走れるまでの伴走をしていきたいと思います。

はぁ~
久々に感動しちゃったなぁ~~~~。
見学にお誘い頂いて感謝です。
いしさんありがとうございました。