ひょんな所にも仲間がいる
今月無事に年を重ねました。
こんにちは
アンティエールの三田です。
私の誕生日に、
何がしたい?
何が食べたい?
と、娘からの問いに特に何もなかったけれど、そんなことを聞いてくれるなら・・・・と地味に
マッサージに行きたい!という願いにそって、私はマッサージへ、娘は時間つぶしに本屋さんへ行くことに。
毎日、自分のセルフケアを行っていても、人の手で解してもらう気持ちよさは別格ですね。
そして、自分で気付かないハリやコリを確認できる、他力本願のいいところ。
幸せホルモンが大量に分泌されたひと時でした。
その後、秋の装いの下見も兼ねて、娘と私、それぞれの好みのお店でファッションチェックが始まりました。
乳がんになって、両側の胸がなくなって、少々平たくなった上半身に合うトップスを探すのがテーマになった私のファッションチェック。
今までなら胸元をすっきりと見せるトップスだったのが、そのすっきりだと貧弱に見えてしまう。
そうならないためには、トップスにデザインが施されているものや、重ね着など、今までしてこなかったファッションが目に付くようになる。
胸が体系のふくよかさを増して見えていたことが、それがなくなったことで新たな挑戦が出来る楽しみとなった。
そこへ、年齢的なデコルテの老いにアクセサリーなどの重ね使いなどの工夫も、また楽しい。
無いものへフォーカスしてしまいがちなんだけれど、マイナスからプラスに展開することを考えるのって自分なりの工夫だから、正解も不正解もなく、ワクワクしてもいいんじゃないかと思います。
私の好きなブランドのお店でファッションチェックをしていたら、ずっとついてお声がけしてくれる店員さんがいらして、手に取るもの全てに説明をしてくれる・・・。
色々と話しかけてくれるので、自分がどのような服の見方をしているのかを伝えてみた。
『乳がんになって、両側のお胸がなくなったので、デザイン性のあるトップスを探している』と
ここのデザインは、胸元がすっきりしている分、袖や裾のデザインが面白い。
なので、今の私の体系とのバランスはどうなんだろうかと思ってチェックしてた・・・
すると
『私も乳がんになって片方取りました』
と店員さん。
聴けばつい最近の出来事に、抗がん剤も飲んでます!と・・・。
罹患同士、治療や服用内容でわかる自分の立ち位置。
術後からの社会復帰、カラダを労わるお互いの声掛けなど、一通り話したら、ファッションの新たな見方がある楽しみや、アドバイスなど、経験してみないとわからない目線が出来ることって貴重よね!って
そんな話をしながら、何も買わずおいとまする私に対して、深々ときれいなお辞儀をして見送ってくれた店員さん。
お話していた時の目の潤み具合をみて、まだ術後間もないだけに、気持ちがぐらつくことってあるもんね。
私もそうだった。
人前で笑顔で接する仕事、外見を装うファッションの世界。
いろんな魅せ方で素敵にして挙げれることってすごいことなんよね。
客と店員さんのほんの一コマの出来事だったけれど、お話出来て良かったと思います。
解れたカラダに、今度はこころもほっこりしました。
お互いに頑張りましょ♪
また、お邪魔して今度は見立ててもらおうと思います。