チーム医療って言われてるけど・・・いまいちわかんない
こんにちは
トリニティサロンの三田です。
乳がんの疑いをクリニックで発見し、治療する病院を数件、紹介していただいた中で、私が選んだ病院の条件は、乳がんの症例数の多さと立地です。
乳がんだとわかってから、クリニックへの通院はその時で切れる。
その後は治療病院へ送り出すのがクリニックの務めなのでしょうか?
小さなクリニックは紹介して送り出す・・・。
手術ができる専門クリニックもありでしょうけど、私の行ったクリニックは紹介という流れでした。
私が知る大きな病院は
母のがん治療でお世話になった大学病院と、父が脳内出血を起こし搬送された国立の医療センターしか知らない。
どちらも大きすぎて、当時の医療の現場では、患者家族として言われるがままの対応しかできず、いろんな思いをしたものでした。
20数年前の大学病院で頭から離れないのは、母の死期が近づいてきた時、尿道カテーテルを入れるのに、年配看護師さんが、若い看護師さんを連れて母の元に管を入れにやってきた。
母は何の処置をされるのか?
分からないまま、ベッド脇で立っていたら、『カーテンから出てください』と言われ、出て待っていると、母の辛そうな声が聞こえてきた。
何やらモタモタした感じなのか?処置が長引いて痛がっていた。
もう、動ける力もないから、カテーテルをしたことを伝えられた。
翌日、母は息を引き取った。
安置室で、カテーテルを入れた若い看護師さんが悲痛な顔だったか泣いていたか?
年配の看護師さんに肩を支えられながら、お線香をあげに来られた。
ただただ、普通に看護師さん達は業務をしただけの事なんだけれど、患者家族としては複雑な思いをしたのを覚えています。
教育病院であり、育ってもらわないといけない。
何事も経験。
理解しつつも患者家族としては胸が苦しくなる。
せめて、教育させるなら、比較的元気な患者さんから腕を磨いてほしい思う。
反対に、若い看護師さんにとっては気の毒な経験になってしまった。
そんな思いがぬぐえずに、私の治療病院は大学病院を外したのです。
父も20年ほど前に搬送された病院は、急性期医療を中心とした病院だったことからか?
社会復帰が出来なくなった父にも、福祉関係のことなど何もわからない事であたふたしてた私にも、ずいぶん親身に寄り添ってくれたのを覚えています。
それぞれの病状に対しての違いもありますが、色んな病院があって病院選びは迷います。
あれから随分と変わったであろう医療現場で、コロナ期を生き抜いた医師や看護師の方々には頭が下がります。
気持ちよく働いて欲しいです。
私が選んだ総合病院。
なんでも揃う総合病院と思っていたら、私が必要としている科がなくてびっくりしました。
そんなこともあるんだ・・・と。
乳がん治療で選んだ総合病院ですが、私の検査を進めることでわかってきた遺伝子関連。
ゲノム検査を受け、遺伝子カウンセリング受けてわかったことが、リスク低減手術が当病院ではできないってことを知り、またもや、手術ができる病院を紹介される事態になったのです。
患者としては、病院ツアーをしなきゃなんない事態にモヤモヤが沸き起こる。
私の乳がんはホルモン受容体陽性であって、そこに遺伝子がゲノム検査で陽性となり、急ぐものでもないけれど・・・転移して罹患した場合予後が悪いと言われれば、罹患する前に切除したい!(私は)
だとしたら、また病院を変えて手術を受け、経過観察に通院が必要になる。
あっちの病院、こっちの病院とそれどれの通院を要する。
総合病院を選んだけれど、そんなことになろうとは!
そこまで患者はわかんないよね!
まさか自分が遺伝子変異を持っているなんてのもわかんなかったからね・・・しかたないよね。
だけどさ・・・・・。
乳腺科にかかって、それをきっかけにいろいろとカラダに起こるちょっとしたことを聞くにも、専門外だから…と言葉を濁す。
専門外の事はまたその専門の科で診てもらうとなると、本当に患者は病院巡りで忙しい。
私の場合、乳腺科と婦人科の病院が違うので、検査をそれぞれ受けなきゃなんない。
仮に、同じ日に別々の病院で検査日をあてがって、受ける血液検査もコピーとは行かず、それぞれで血液を採取しなければならない。
医療現場ではそれぞれのデーターとして残すのが当たり前なのか?
患者としては、血液検査を2回分の支払いになる。
もしも、仮に病院が同じであれば、血液検査が一回で済む話になるのだとしたら・・・
なんだかなぁ~。
細かい話でケチ臭い話かもしれないけれど、色々と積み重なると、なんだかぁ~ってことが多い。
そう考えると今のところ、大きい病院は教育病院になっているとしたら、すべてが揃う大学病院が妥当なのだろうか?
術前までは、頻繁に通院が必要だけれど、術後安定した病状には3ヵ月ごとの通院になるので、立地などは最初だけと割り切り、がん専門の医療センターを選べばよかったのか?
何をもって良しとするべきなのか?
ホルモン受容体陽性の乳がんで遺伝子変異の罹患者になって、リスク低減手術で完全に女性ホルモンが無くなった事で、閉経後に現れる、血液検査でコレステロール値や中性脂肪などの数値が上がり、乳腺科・婦人科は専門外となる。
なので、新たに内科が必要になった。
年齢も兼ねて、血液検査の数値を全体的に診る内科医をかかりつけ医として持つべきだと勧められた。(生活習慣予防に)
この調子じゃ、どっぷりと病院ツアーを転々としなくては行けなくなりそうでほんと勘弁してほしい。
けれど、専門外の事は言えないのだろうか?
基本、全体を診れることができる中での専門性を生かしてほしいと思うのは私だけなのでしょうか?(診てるんだろうけどねぇ)
『木を診て森を診ず』 診てないってことではなく言えないってことなの?
じゃぁ、森は自分で診る!ってことだね。
病院との付き合いって難しいね・・・