選択はAorB・・・だけ?
こんにちは
トリニティサロンの三田です。
私は両側乳がんであり、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(BRCA2)保有者です。
両側乳房を摘出し、リスク低減卵管卵巣摘出術を受け、女性ホルモンはなくなりました。
摘出後の経過として、術後2カ月過ぎたあたりから
『これがホットフラッシュなのかな?』って思うようなほてりと発汗が始まりました。
治療はホルモン療法のみで、今年の夏はほてりと夏の暑さとで大量の汗をかきました。いわゆるびしょ濡れ状態。
個人的には、この発汗が代謝の循環として良いのなら、いい汗かいたと受け止めた夏でした。笑
さて、私の治療はホルモン療法だけですが、乳房全摘出後の治療方針を決める時に抗がん剤(経口薬)TS-1
【手術によるがん細胞摘出後に体内に残っているかもしれない微小ながん細胞を完全に排除することを目的】を勧められましたが断りました。
この意思決定に1カ月の時間を要しましたよ・・・(精神的にきつい時期でした)
リンパ節に転移はなく、乳房も両側全摘しています。
そこに、 『かもしれない…。』予測に決断するには正直迷いはありました。
私が最も悩んだタラレバ・・・。
自分のカラダのこと
がん細胞のこと
分からないままであれば、医師の助言など聞くと怖くもなりますよね。
こころの中で、リンパの転移も乳房も取ってるのになぜに言うのか?
今では治療に対して、『診療ガイドライン』があるのでそれに従って言っているだけの事なのか?
本当に要るのか?私のカラダに・・・・
『敵を知り己を知れば、百戦危うからず』って言葉がある。
がんとは何ぞや?
がんの仕組みとはどうゆう事なのか?
TS-1は2022年11月24日に乳がんにも適用される経口抗がん剤として保険適用になったものですが、その前に罹患した人がTS-1を服用していない患者はどうなんだ?
健康な人のカラダでも、一日に約5000個のがん細胞を作り、自分の免疫細胞が攻撃をして死滅させるサイクルを身体の中で起こしている・・・。
BRCA2の遺伝子変異を持っているけれど、死滅させられるカラダにしていけばよいのではないか?
それともがん細胞を大人しくさせていれば良いのではないか?
TS-1を服用した場合としなかった場合の生存率の差もそう変わらないと私の中で受け止めて、私の意思で服用しないことを決めました。
正解はどこにもない・・・
私が私にできる療法は自然治癒力を高めておくこと!
食事・睡眠・運動の習慣の見直しと、温熱療法によもぎ蒸しをして、アロマで整え、セルフマッサージに呼吸法に瞑想などなど・・・
がんに罹患する前から実践してても、がんになるもんなんだとショックはありましたが、それでも改善することもあったり、思考も含め、色んな気づきがありました。
日本の臨床医に代替医療や補完代替医療など、ホリスティックな統合医療はまだまだ認知されにくく、話しづらい。
以前に、統合医療についての講演をされた臨床医師は、ご興味あっての題材にしたのでしょう。いろいろと調べてお話されてました。
統合医療を推奨する臨床医の年齢別にみると、年齢が上がるにつれて推奨しないとデーターがあるそうで、受け付けないようです。
登壇された医師は60代、他に70代の医師も同席していましたが、60代の医師は前向きな姿勢で患者から治療に取り入れたいと言われたらどうしますか?
の質問に、
60代の医師自分で調べてから決めるといい、
70代の医師は調べる時間もないし、取り入れない
と言ってました。(まぁ正直な先生だ)
現在、がんの三大治療は(手術・放射線治療・抗がん剤治療)がガイドラインに沿って行われています。
そこに本格的な代替医療や補完代替医療として、同じ医師免許をお持ちの先生方でもいろんな目線の先生方がいらっしゃいます。
何が良くて何が悪いのか?
そんなことではなく、がんに罹患してそのがんに対して
根治を目指すのか?
完治を目指すのか?
それとも共存し生きていくのか?
それぞれ患者自身の目指すところはどこなのか?
人が生き続けるのは無理な話で
いつかは誰しも訪れる最期があります。
私は娘の記憶に、苦の印象を与えたくないのです。
がん治療の進化は目まぐるしく変わってきています。
昔のがん患者のイメージとは違っています。
そして治療に対し、どのような姿勢でいるのかも娘は感じ・見ています。
情報過多の今の時代に、これから先はどのような流れになるのか分かりませんが、病やケガなのでカラダに何が起こっても、向き合えるような人であってほしいと私の願うもう一つの育児なのかもしれません。
私のカラダの中にあったがん細胞は、切除して今のところありません。
遺伝性変異として作用しないように?
がん細胞を作らない生活を心がけることしかしていません。
上記にある、治癒力を上げることをして主治医から注意を受けたこともありません。
この先、進行や転移や再発など、ハイリスクな治療が待ち構えたとしても、その時何を選択すのか分かりませんが、対応できる体づくりはしていたいと思っています。
治療の選択は正解がないだけに本当に悩み所です。
自分の体力・体質・環境・お金・・・などなど踏まえ、オリジナルな治療になるのではないでしょうか。
何を大切に過ごすのか?
それによって選択もしやすくなるのではないでしょうか。
そんな話も医師とできればよいですよね。