時間に余裕がない意思決定の重さ

 

こんにちは
トリニティサロンの三田です。

治療に関してどの部位の病にしても、臨床の現場で時間の余裕ってのはあまりなさそうで、その時、数時間後、数日後には自分の意思決定を下さないと前には進まない。

だからといって、その病に対し理解をしているのか? と言えばあまり知識のない時の意思決定は、決定を下しているようで医師に身を任しているような、なんだか正直よくわかっていないのかもしれない。

そして乳がんの場合、早いスピードで治療法が変わっていくので、2.3年差の罹患者同士でも、治療の違いがあったりで、保険適応じゃなかったものが保険適用で助かる時もあるし、治験だったものがメジャーになりつつあったり、治療のガイドラインも文言などが微妙に変わっていたりで、意思決定して治療に臨んでも、こころの中に沸き起こるものがあるのかもしれません。

短い診察時間の中で、医師とのコミュニケーションはとても高度なテクニックを要しませんか?

伝えているようで伝わり切れなくて、モヤモヤしながら帰ることが私にはよくあり、ほんとに毎回はぁ~って思いながら病院を出ています。

今の医療にガイドラインが確立している中で、医師が変わっても治療の違いはそう大きく変わらないような感じはしますが・・・。
医師と患者の考えを擦り合わせる作業はとても大切だと思うし、三大治療の手術に関して乳がんの場合だと、外見が変わることで押し寄せるメンタル面にはそこは本当に大事な時間として、主治医としっかりと話し合うことを割けないでほしいと思います

その時主治医がだめなら、診察室にいる看護師などに相談すれば、主治医に話が通るのでとりあえずは頑張って不安要素は吐き出してほしいと思います。

患者と医療従事者との捉え方は微妙にズレがあるように感じます。

私は自分のカラダに対しての決定内容はシンプルにしているので、あまり治療に対してのズレは今のところないです。

癌患者として病院にかかると、意思決定は何度も何度も出てきます。

患者に対し、意思決定をさせるまでの細部な説明は医師によって違います。(たぶん…)
なので、そこは食いつくように積極的に話を詰めていくのがいいのかもしれません。

引っかかる言葉を使われると、私はいつもその言葉の質問をします。

毎日の診察で、何気に言っている言葉でも、患者はその時の言葉として受け取りますから、患者は自分の事だと聞いています。
なので、しっかりと聞いて質問して決めていってほしいです。

乳がん治療は5年10年と長い期間のお付き合いです。

私は今、ホルモン療法だけの経過観察中です。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)のBRCA2の遺伝子変異の保持者と言う事で、乳がん以外に転移する恐れのある臓器の早期発見ができるように、画像検査を中心的に定期的な診察(サーベイランス)があります。

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)は転移しやすい臓器があるために、予防的切除(転移する前に切除する)という方法と、定期的な診察(サーベイランス)で早期発見をしていく方法とあり、それに対しても患者となる当事者は決めて行かなければなりません。

どれが正解でもなく、正解を求めることでもなく、意思決定して決めてもリスクはついてくる。
早期発見でも罹患してしまってたら予後の具合を心配しないといけないし、
予防切除したから罹患しないも限らない・・・。
ほんと難し意思決定。

私は予防的切除を選びましたが、更年期障害がではじめました。

医療従事者がこうした方がいい!と勧める場合もあるのですが、基本的には勧めることは禁止されています。
だから、こちらの質問の答えは濁すのですよね。
なので、コミュニケーション力が要するのですよ!

けれもど、決めたことが自分の正解なんだと、正解にする生き方ができればいいのかなぁ・・・・。