２０２３年５月に乳がんになり、８月に両側乳房を全摘しました。
その後の当時の記録を再掲載です。

早くも10月・・・。
今年は大病を発症したことで、月日の経過が早いこと!

GWに乳がんが発覚して根治治療となる手術を終え、そういえば・・・。

乳がん発覚に前触れがあった事に気が付く・・・

そういえば・・・

2022年頃から、ブラトップの乳頭辺りにシミが付きだした。
右胸から始まり半年後には左胸にもシミが付きだした・・・

40代後半から更年期症状が始まり、今までにない発汗をするようになり、その汗じみだと思っていました。

そしてたまに乳頭が痒くなったりと・・・

何かしらのお知らせが来ていたんだと後から気づく。

そして最近気づいたのが、汗のにおい

更年期症状が始まって、加齢臭が出るようになったのかと思うほど、大量の発汗時の汗臭さが一段と臭かったのです。
特に胸元の匂いが・・・です。

そういえば・・・
スキンシップにハグが好きな娘は、当時ハグをすると臭いと言っていた。
挙句の果てには息を止めてハグをする。
なんなら、バックハグに変更する・・・。
臭い臭いと言われて凹む更年期への入り口。

もう、このまま臭い匂いを放つ人生なのか？
と、思うほどに少々悩みの種でした。

それが！

手術後、匂いが消えたのです。

術後退院してから、散歩→ウォーキング→ジョギングに徐々に格上げし、大量の汗を毎日かいているのですが、あの汗臭さが匂わないのです。

衣類も全く・・・（私の鼻がおかしくなったのか？）

そう言えば・・・
がんの匂いを察知する犬がいますよね？

もしや、あの臭さはがんの匂いだったのでは？

がんに関連する本を読むと、手術中、腫瘍の匂いがする時があるとあり、私も匂ったのかと主治医に聞くと・・・・

感じなかったそうな・・・・（あらっ残念！マスクしてるからねぇ）

腫瘍を断面に切ってないのでわからない・・・とのこと。

そんなもんなのか？と拍子抜け…

でも、あのなんとも言えない匂いがなくなってホッとしています。

全てにおいて、症状に気づくってたいてい後から・・・
年齢を重ねると、色んな症状が出やすいだけに病とは気づかないですよね。

からだからのサインを発していても気づかない本人に、
強制的に最後は痛みとして出てきましたからね。尋常じゃない痛みで受診しましたから、強烈なメッセージでした。

信じるか信じないか？
ご自由ですが、
私の乳がん発覚のきっかけは右胸の痛みなのです。

その痛みは、
胸の脇あたりから乳頭に向かって、流れるような痛みを感じ、乳房を乳頭に向かって絞り出すような（乳しぼり）感じの痛みが波のように襲ってきてました。

今まで感じたことのない流れる痛みに、乳腺炎になったのかと胸を触っていたら、乳房の中で何か細胞がブクブクと生まれたように、何かが出来上がったのです。そしてその塊のような細胞がブクブクと感じでいる間、その塊が移動して乳頭辺りで止まったのです。

止まった途端、その塊が硬くなり、触っても移動せず、そこに留まる塊を触って初めて
『これはもしや・・・しこりなのか？』
とドキドキしたのを覚えています。

乳がんを調べ、もしかして・・・
乳管から破裂したがん細胞がしこりになる瞬間に出合ってしまったのかと思うぐらい、私の手の感触はしたんですよね・・・。

誰も信じないと思いますけど・・・

この瞬間の出来事は、主治医には話せてないのだけど（スルーされそうだから）
手術の助手に付いた女医に話してみたら、やはり信じてもらえず、その時に顕微鏡で見てみないと分からないとの事。

ですよね～。

目に見えないものは『そうです！』なんて言えないよね。

なので
摩訶不思議な出来事は、共有できずに残念ですが、私自身は貴重な体験をしたんだなと思っています。

でもね、
この痛みが一日続いたのですが、次の日からは全く痛みを感じなくいつもの胸。
しこりは消えないままそこに存在していましたから、一日経って夢で終わらず、現実として事実を知ることになったと言う事です。

痛みがなければ見逃していたでしょうね。
痛みが救いとなりました。

小さなサインからカラダは知らせてくれますが、どのタイミングでそれを感じ受け取るのか？そこが分かれ目なのかも知れませんね。

カラダのサインを出していることをよく言ってましたが、ほんとに出しているんですよ！

気付いてよ！ってね。

その感覚を見失わずに使って過ごして行きたいと思います。