
50歳からの性教育
こんにちは
トリニティサロンのサンです。
この本、良いタイミングで出てきたなぁと思って手に取ったのですが、
私は40歳がもう目の前になったころに出産をしました。
母子の差は40年。
色んな世の物事が変わり、どうやって伝えようかと思う子どもの思春期にも対応できる大切な要素がありました。
でもって50歳を過ぎた自分のカラダとの向き合い方にも、大変うなずけることがあっておすすめの1冊です。
そして、がんになって女性性の臓器を摘出するに至って出てくる不安や悩み。
臓器を摘出することで
『女性らしさ』や『女性として見れない』『感じられない』『パートナーとの付き合い方』など
たくさんの不安や悩みが出てくるかもしれません。
私の事で言えば
乳がんで両側乳房を全摘し、再建はしていません。
(再建なしは私の希望です)
それによって主人の反対はありませんでした。
(本心は知りません)
そして、遺伝学的検査を受けてHBOC(遺伝子乳がん卵巣がん症候群)と診断され、両卵管と卵巣を摘出。
女性性の臓器はなくなりました。
そうなったカラダではありますが、カラダの変化は特に以前と全く変わりません。
感じるカラダは残っています。
これは気持ちの問題があるのでしょうか。
機能するカラダではなくなりましたが、『感じなくなった』は脳の問題でルートが違います。
なので、感じるカラダは健在です。
反対に、
生理などでの憂鬱なモノがなくなりました。
とても楽になったと思いますが、治療の副作用で関節が少々痛みます。
これが今年55歳になるカラダの状態ですが、
日本の性教育のアップデートがないために?
偏ったものばかりが目立ち、もっと人間のカラダのすごさを知って欲しいと思います。
人間のカラダには男女合わせて30ヶ所の性感帯があります。
性行為を挿入することだけが全てでもありません。
私は50代ではありますが、年代によって行為の意味も変わってくるはずです。
そして、病で臓器を無くしても感じられることはあるはずです。
感じないとするもの、感情を邪魔するものは何なのか?
それが分かると感じないとする苦しみがなくなるかもしれませんね。
私は50代にして乳がんになってから女性性の臓器をなくしました。
私の背景にある人生後半での出来事だったから、臓器を無くすことが手早かったのかもしれません。
人生これからとなる結婚や出産を前に・・・
となると、この決断は賛否両論出てきます。
治療研究が進み、現在乳がん治療では切らなくて済むラジオ波焼灼療法や、HBOCであった場合はサーベイランスなど受けながら、ライフスタイルの計画を立てていくというのもあるかもしれません。
女性性を無くす臓器へのデメリットはライフスタイルによって変わりそうですが、女性としてのカラダは変わりません。
より、女性を意識して過ごすかもしれません。
カラダの変化を怖がらず、恐れず、目一杯女性を楽しんで欲しいと思います。
そして、病と向き合い、自分のカラダを知ってどうしていくのか?
性のアップデートをしながら楽しく安心に過ごしていきたいですね。
本の中に、
『性を知ることは、人間関係作りの土台になります。
自分の性と他者の性を尊重することで、人生が豊かになるのです。』
とありました。
病になってもならなくても、基本だなって思います。
病とは直接かかわる事ではないかもしれませんが、豊かに暮らしていく方法として、今までの概念ではなく、新たな見直しをしていくきっかけになればと思います。
本日もお読みいただきまして
ありがとうございました。