
アピアランスケアの見えるもの・見えないもの
春分を迎え、
花粉で霞んだ空気でありますが、なんだか明るい雰囲気を感じます。
(なんか変な表現だけど・・・)
この時期の花屋さんは、明るいカラーに包まれて花屋さんに居るだけでテンションが上がります。
街路樹に見るモクレンやアーモンドの花が咲き始めました!
これでやっと春を感じる季節に入りましたねぇ。
寒さから抜け出せましたぁ~!
乳がんに罹患する前と後も・・・
私の仕事は美容に関わる仕事をしています。
乳がんに罹患して、アピアランスという視野がより広がり、より深まり求める意義などを感じています。
美容の仕事では、より美しく・個性を生かすことに目が向く仕事ではありましたが、病を経験すると、それが気配りや配慮、お手入れといった視野に変わります。
変わるというよりも、付け加えて・・・になるのかな?
人が、個が、輝きながら豊かに暮らし生きることが皆、平等に与えられた時間をどう過ごしていくのか?
病になる・ならない関係なしに、アピアランスには楽しさや優しさが付いてくる!
楽しさやワクワク感、そこから気分が上がって行くのなら、アピアランス意識は高めた方が絶対に良いと思います。
なら、自分に必要なアピアランスは何か?
把握していますか?
抗がん剤などの副作用で、毛髪に影響が出るならウィックが必要になるかもしれません。
ウィックや帽子、ターバンなど代用はいくらでもあって、医療用にこだわりがなければスタイル重視のウィックなどたくさんあります。
それに、爪や眉毛といったポイントに影響が出るのも、爪に優しいネイルや眉が消えにくいコスメなどもあります。
肌の乾燥や色むらなども、昔と違い、今では肌に良いものが沢山あるコスメ用品が安価で探せばあるのです。
薬や傷の影響は、健常者より気にして上げることが多いのですが、気にしてあげることだけです。
悲観になる必要はなく、そこは配慮という意味で手当てをしてあげれます。
そしてそれに伴うアピアランスケアには助成金が出ます。
市町村で調べると、条件が微妙に違いはありますが、自分に必要なアピアランスケアが当てはまるのか問い合わせてみると良いかもしれません。
そして見えないアピアランスケアとして赤いハートの『ヘルプマーク』。
外見では全くわからない障害や患者が使えるヘルプカード。
私の兄は、突発性難聴で片耳が聞こえていません。(治療も遅れ治りません)
長年、治療もせずに過ごしていましたが、なんせ聞こえていないので勘違いをされます。
『人の話を聴いていない』『気づかない』など色々と言われてきています。
補聴器をしていても感度の問題だとかで着用したりしなかったりで、兄の対応は見ていてハラハラしてました。
仕事に支障が出るので本人が対応を考えないといけないなど、身内として色々と言ってきてはプチ喧嘩になったり・・・
人としていい兄なんだけれど、長年耳が聞こえない事へのネガティブ感情が邪魔をして、色々と勘違いをされ続けてきた兄が、この度、ヘルプマークを身に着けたいたことに、なんだかうれしくなりました。
なんの変化があったのか分かりませんが、ヘルプマークがあることで周りの私たちが気付かせる、対応ができる安心さを感じたのです。
『あの人の対応何なの?』
って思う前に、ヘルプマークがあれば、何か配慮することがあるんだと気づかされるのです。
自分も守り、人も守るヘルプマークは、がん治療の副作用で力が出ないときや、関節炎ですぐに動けない時など、動作に不都合が起きた場合など、外出時には必要になるかもしれません。
見えない領域になるアピアランスは社会を優しくするものかもしれません。
ある患者会で無料で配布していたヘルプマークですが、ヘルプマークは各市町村で無料で受け取れます。
*なぜか兵庫県は在住・在勤・在学に限るんだろうか…。
健常者より不都合なんだけれど、見た目にはそう変わらない、変わらないように見せたい。
人には分からないようにしたい・・・
けれど・・・わかって欲しいこの苦しい気持ち。
だけど言えない・・・。
こんな状態が一番辛いような気がします。
弱い自分と見られるのが嫌だとか、弱ったカラダを見せるのが嫌なのか・・・。
人には色んな背景があります。
私の兄も、もっと早くに手にしていたら傷つくことが少なかったかもしれません。
それでも、身内としてはヘルプマークを身に着けることで、なんだかほっとしました。
病であろうとなかろうと、人はアピアランスケアをもっと重要視してほしいと願っています。
自分を守り、自信をつけさせてくれるアピアランス。
ただの外見ケアだではないケアです。
大事にしましょね♪